株式会社 拓三建設

2023.04.01

自転車保険が火災保険や車の保険でカバーできるって本当?

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自転車保険が火災保険や車の保険でカバーできるって本当?

子供が自転車に乗るたび、砂埃をかぶっている自転車をキレイにしなきゃと思いつつも後回しになってしまう自転車の拭き掃除をした拓三建設の佐藤 成実(サトウ ナルミ)です。

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今日4月1日から新年度ですね。保育園、幼稚園、学校に入園・入学の皆様、そして就職された皆様おめでとうございます。

我が子は進級し、4月中頃から自転車通学が始まります。どこの学校でも自転車通学をするにあたり、学校から自転車通学の届出の提出するよう案内が届いているのではないでしょうか。

私は春休み前に届出を出したのですが、ふと、内容について「こんなの昔あったっけ?」と思った項目があったので、そのことについてお話したいと思います。

自転車保険加入の有無の申告

届出用紙を書き進めていくと自転車保険の有無を確認する項目があり、用紙には「加入推奨」の文字が。そこで自転車保険の存在を知りました。

私が中学生の頃は自転車保険加入の有無を確認する項目はなかったと思い、自分の母に確認したほどです。

(ちなみに私が小学生の頃は自転車通学の許可が出るエリアには住んでいないので、詳細はわかりません)

自転車保険に加入した方がいいよね?と思ったのはやっぱり書面の中に加入推奨と文字があったから。

前々から自転車事故で加害者側が支払う賠償金が数千万円になる事故も多くあり、未加入で事故を起こしたらと思うといろいろと怖いなと思いました。

参考:自転車事故の損害賠償に係る現状について(国土交通省)

そして自転車保険について調べていたのですが、そこで目にしたのは「自動車保険や火災保険でカバーできるかも」という言葉でした。

車の保険に「日常生活賠償責任特約」がついていた!

「そういえば、車の保険を更新する時に何か新しい特約つけたよなぁ・・・」と思って証書を確認したところ「日常生活賠償責任特約」をつけていたことが判明!ビックリしました💦

※保険会社によっては「個人賠償責任特約」と呼ぶこともあります。

車の保険を更新する時に「日常生活賠償責任特約をつけても月々数百円くらいしか変わらないなら、つけてた方がいいかな」と特約をつけたような覚えがあります。今までその存在をすっかり忘れていた自分・・・。

だけど、本当に子供が自転車で事故を起こした場合でもこの特約が使えるのか不安になり、私の車の保険を扱っている会社に勤めている友人に聞いてみました。

自動車保険や火災保険でカバーできる範囲は決まっている

友人曰く「事故を起こして、他人に対して賠償責任が発生した時に補償になる」とのこと。

日常生活賠償責任特約は「買い物中にお店の商品を破損してしまった」「ボールを投げて、隣の家の窓ガラスを割ってしまった」など、相手に損害を与えてしまった場合には使えるんですよね。もちろん自転車に乗っていて相手にケガをさせてしまった場合も対象になるそうです。

しかも、保険に加入している本人だけでなく同居している家族が対象になる場合がほとんど。

※保険会社によって異なると思いますので、詳しくは加入している保険会社にお尋ねください

ただし注意しないといけないのが、自転車に乗っていて事故に遭い、ケガをした場合は対象外であるということ。

  相手に対して 自分に対して
ケガ・からだ モノや財産 ケガ・からだ
自動車保険や火災保険の特約 ×
自転車保険 賠償補償 ×
傷害補償 × ×

この「日常生活賠償責任特約(個人賠償責任特約)」はあくまでも相手に損害を与えてしまった場合のみなので、自身のケガは含まれないそうです。

「使ったら掛け金上がるよね?」と聞いたところ「等級には影響しないし、掛け金も上がらない」とのこと。この辺もは保険会社によって変わる可能性があるので、必ず加入している保険会社に確認してくださいね。

※いつも相談に乗ってくれてありがとう✨

自転車でのケガに備えて

先にもあげた通り、自動車保険や火災保険では事故で自分が被害を受け時は対象外。

自転車に乗っていて事故を起こしてしまった場合と事故に遭ってしまった場合に備えて傷害補償のみ別途加入するのも、賠償補償と傷害補償の両方がセットになった自転車保険に加入するのも選択肢の一つかと思います。

賠償補償と傷害補償のセットでも年額数千円のプランもありますので、自動車保険の特約を解約して自転車保険に切る替えるのもアリかもしれません。わざわざ特約でついているのに重複して日常生活賠償責任保険に加入する必要はないですからね。

子供だけでなく自分はもちろん、ご家族が日常的に自転車を利用しているのであればファミリー向けの自転車保険もありますので、これを機に家族一緒に加入してみることもぜひ検討してみてください。

ひとまず、我が家では自転車保険(と呼んで良いのかわかりませんが)に加入していることには間違いないので「加入済み」で提出しました。別な自転車保険に切り替えるかどうかは家族と相談することにします。

自転車保険の加入は義務なの?

ここで思うのは自転車保険って加入義務化なの?というところ。学校からの書面には「加入推奨」と記載があったので、令和4年度末時点で加入義務ではないことは予想がつきますが、今の所は自転車保険に加入しなくても問題はありません。

というのも現在、東北では唯一、岩手県のみ自転車保険の加入義務化も努力義務もありません。県としては努力義務とする方向で話が進められているようです。ただ、それもいつからスタートするのかもわからない状況ですので、今後の動向を見守るしかありません。 

岩手県では令和5年4月1日に「自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」が施行され、令和5年7月1日から努力義務となりました

参考:自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例(岩手県)

「自分たちには関係ない」と思っていても、万が一ということがあります。

賠償補償と傷害補償の両方がセットになった自転車保険までは入らなくても・・・と思っている方は、火災保険や自動車保険に相手に損害(被害)を与えてしまった場合のみに使える「日常生活賠償責任特約(個人賠償責任特約)」だけでも付けておくと安心かもしれませんね。

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365日素足。床暖房のいらない家には住む価値がある。健康で生活するための家づくりをサポートします。

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